マウスピース矯正とは
マウスピース矯正はアライナー矯正とも呼ばれ、弾力性のある薄い透明なプラスチックでできたマウスピース状の装置(アライナー)を口腔内に装着し、歯ならびを矯正する治療のことです。
これは、患者様のもともとの歯ならびとは微妙に異なるアライナーを何種類か作成し、決められた順番通りに口腔内に毎日22時間以上装着することで、少しずつ歯ならびを整えていこうというものです。
通常のブラケットやワイヤーを使った矯正治療に比べ、装置が透明で見た目がよい、着脱式なので歯みがきや食事がしやすいといった利点があり、使用を希望される患者様が増えています。
マウスピース矯正がおすすめとなる場合
マウスピース矯正のメリット
マウスピース矯正(アライナー矯正)は、従来のブラケットやワイヤーを使用した矯正治療と比較して、より見た目が自然であり、取り外しが可能であるため、食事や歯磨きが容易です。また、プラスチック製のマウスピースは滑らかであり、口内の傷や刺激を最小限に抑えることができます。
マウスピース矯正は、軽度から中等度の歯並びの問題を矯正するために使用されます。具体的には、歯の間隔の詰まり、歯の傾斜、歯の反対咬合、軽度の咬み合わせの問題などを改善するのに効果的です。
マウスピース矯正のデメリット
この矯正方法は軽度から中等度の歯並びの問題を矯正するために使用されますが、重度の矯正が必要な場合や歯の形状や位置によっては適用が難しい場合があります。
そのため、一部の症例には従来のブラケットやワイヤーを使用した矯正治療が適しています。
マウスピース(アライナー)は取り外し可能なため、患者が毎日の生活に影響を与えることなく摂取できます。しかし、マウスピースを毎日のように取り外すことによって、治療期間が延長される可能性があります。着脱を忘れたり、長時間マウスピースを装着しないと、治療の進行が遅れることがあります。
当院の治療方針
当院では、マウスピース矯正に必要不可欠な歯列の型取りを最新の口腔内スキャナーを用いて、デジタルでの3Dモデルを作成します。
これにより、従来の型取りより患者様の負担は少なくなり、更にエラーを最小限に抑えることができます。従来の型取りで行う治療計画より精度の高い矯正治療が可能となりました。
また、矯正治療中に、治療計画を見直す場合においても、治療開始時の3Dモデルと治療途中の3Dモデルをコンピュータ上で、簡単に重ね合わせることが可能で、無駄のない治療計画の見直しを行うことができます。
費用について
歯の移動量により、必要なマウスピース(アライナー)の枚数は変化します。
必ず、治療の開始前におおよその治療期間と明確な費用をお伝えしてから治療をスタートいたしますので、安心してご相談ください。
よくあるご質問
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どのくらいの治療期間になりますでしょうか?治療期間はあくまで目安としてですが、6ヶ月~15ヶ月くらいの治療期間となることが多いです。
歯を動かす量にもよりますが、前歯だけの改善など部分的な矯正ですと一般的な矯正期間と比較して短くなるケースも多くあります。
ただし、歯を動かし終わってからもリテーナーという保定装置(マウスピース)が必要となります。 -
マウスピースを付けているとしゃべりづらくありませんか?治療の始めは違和感を感じられる患者様も多いですが、たいていの患者様は1ヶ月も経てば、かなり慣れてこられることが多いようです。
食事と歯磨きの際にはその度に取り外していただく必要がありますので、患者様によってはマウスピース矯正のおかげで間食が減ったなどと、おっしゃられることもあります。 -
何歳からマウスピース矯正が出来ますか?当院でメインに行なっているマウスピース矯正においては、一般的に永久歯が生え揃い、顎の発育、成長がおおよそ完了する13歳頃から適応となるケースが多いです。
ただし、場合によっては6歳〜12歳頃の間にスタートすることで、顎の発育、成長を利用しながら矯正が行えるケースもございますので、お気軽にご相談ください。